マウスピース矯正、ワイヤー矯正など、「歯の矯正」と聞くと、歯並び（歯の見た目）を治す歯科治療をイメージする方も多いかと思います。
もちろん、歯の矯正は歯並びを治すのが主な目的です。しかし、歯の矯正は歯並びのみを治して終わり、ではありません。
歯の矯正では、歯並びに加え、「噛み合わせ」も整えることが重要になります。
今回は、「歯並び・噛み合わせの違い」「矯正で噛み合わせを治すことの重要性」のお話です。
目次
■歯並び・噛み合わせの違い
歯並び・噛み合わせという言葉は一見すると、似ていますよね。一見すると似ていますが、歯並び・噛み合わせは、それぞれに以下のような違いがあります。
◎歯並びは「歯の見た目」のみを指す言葉
歯並びとは、「歯の見た目」のみを指す言葉です。
噛む、発音するなど、歯の機能面の意味は含まれません。
◎噛み合わせは「歯の機能面」を指す言葉
噛み合わせとは、噛む、発音するなどの「歯の機能面」を指す言葉です。
噛み合わせという言葉には、歯の見た目の意味は含まれません。
■「良い歯並び」「正しい噛み合わせ」とは
歯の矯正では、以下のような条件を基準として、「良い歯並び」「正しい噛み合わせ」の獲得にアプローチします。
◎良い歯並びとされる6つの条件
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上下の前歯の中心部分（正中）がずれていない
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下の前歯にわずか（2～3mm程度）に上の前歯が覆いかぶさっている
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歯を支えている歯槽骨の中にきちんと歯が収まっている（歯槽骨の外側・内側に歯が飛び出していない）
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歯のサイズにバラつきがない
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歯のねじれや傾きが大きくない
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奥歯を噛み合わせたとき、上下の歯のあいだ（垂直方向）に隙間がない
◎正しい噛み合わせとされる2つの条件
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上下の歯を噛み合わせた状態から、顎を左右に動かしたとき、奥歯が過度にぶつかりすぎないように、前歯や犬歯が奥歯を守り、特定の歯だけが強く当たりすぎていない
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犬歯（糸切り歯）～奥歯が、下の歯2本（△△）に対して上の歯1本（▽）で対になり、安定して噛み合っている（1歯対2歯：いっしたいにし）
■歯の矯正で噛み合わせを治すことの重要性
◎歯並びを整える治療に加え、噛み合わせを治すことで歯の機能面の改善・全身の健康の向上にアプローチできます
歯の矯正は、歯並びを整えることが主な目的です。ただし、歯並び（＝歯の見た目）のみを整えておしまい、ではあまり良くありません。
歯の矯正では、歯並びを整えると共に、噛み合わせを治すことも重要です。
噛み合わせを治すことで、以下のような効果を期待できます。
［歯の矯正で噛み合わせを治すことで期待できる主な効果］
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すべての歯を使い、しっかり食べ物を噛みやすくなる
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しっかり食べ物を咀嚼することで消化がうながされ、飲食物に含まれる栄養素を吸収しやすくなる
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弾力のある肉や繊維質の魚・野菜、硬いナッツ類などをしっかり噛めるようになり、栄養バランスの優れた食事によって全身の健康の向上につながる
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歯・歯周組織にかかる負担を軽減しやすくなる（歯周病の進行抑制、および、歯根破折の防止につながる）
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顎関節にかかる負担を軽減しやすくなる
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噛み合わせを治すことで、顎（噛み合わせ）→首→肩→背中→骨盤→足が連動し、全身の筋肉・骨格のバランスの正常化が期待できる
【歯並びの乱れ・顎の骨格の異常でお悩みの方はお気軽にご相談ください】
淡路島の粟田歯科医院では淡路・洲本にお住まいの地域の皆様を中心に、各種の矯正治療をご提供しております。
成人の方＆13歳以上の未成年の方には、フルデジタル式のマウスピース矯正『インビザライン』による矯正治療を行っています。
全体矯正プランである「インビザラインフル」をはじめとして、前歯の軽度な歯並びの乱れを整えたい方のための部分矯正プラン「インビザラインGo」もご用意しています。
小さなお子さまには、顎の成長を利用する小児矯正「マイオブレース」「インビザラインファースト」による咬合誘導を実施しています（※）。
（※）マイオブレースによる咬合誘導は
5～9歳頃のお子さまが対象です。
当院の矯正は、インビザライン・プラチナエリート・プロバイダー（年間80症例以上）の資格を持つインビザライン認定医が治療を担当します。経験豊富な歯科医師により、お子さま（6歳頃）～ご高齢の方まで、一人ひとりの方に適した矯正をご提案いたします。
｛歯並びを整えると共に、噛み合わせの正常化＝歯の機能面の改善にアプローチ｝
矯正で歯並びを整えていくのはもちろんのこと、噛み合わせの正常化を考慮しながら治療を進め、歯の機能面の改善にアプローチします。
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歯並びの乱れ・顎の骨格異常など、淡路・洲本で矯正治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
